商品の説明

それは「未来」へ繋がる小さな一歩――。「あの日、私を救ってくれてありがとう」――。スポーツ記者の直生は、栄神タイガースの抑えのエース宮城峻太朗に絶大な信頼を置かれている。ある日、直生は宮城がメジャーへ挑戦することを知らされる。その挑戦を喜ぶと同時に、少しだけ羨ましく思う直生。いつか自分も独立して海外で取材がしたい――彼には二人の娘がいるのだが、次女の奏が自閉スペクトラム症で、子育てを妻の栞に任せっきりだった。そんな中、奏が怪我をして入院することに。緊張の糸が切れたように崩れ落ちる栞を前に、直生は何一つ声をかけることができない――。深まる溝、先の見えない未来。後悔の中、彼は思う。そもそも自分は、なぜ、この仕事を選んだのか――すると、中学時代に出会った先輩・佐々倉美琴の姿が脳裏に浮かんできた。いま、小さな再生の物語が幕を開ける――。

商品の詳細

■出版社：河出書房新社　■著：岡田 真理　■ページ数：264p　■サイズ：46判

※こちらの商品はメール便でお届けさせていただきます。
お届けは、郵便受けへ投函となっており、対面手渡しでの配達ではございません。
以下の場合、商品がお手元に届かず返送されてしまう場合がございます。
・表札が出ていない
・表札と配送先氏名とが異なる場合
・住所の省略及び不備
・配送先がご勤務先の場合にご勤務先名のご登録がない場合

又、メール便につきましては、インターネットでのお荷物の問い合わせが出来ませんので、予めご了承の程お願い申し上げます。