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つわと椎茸の佃煮

春の山菜のひとつ「つわぶき」。

鹿児島では略して「つわ」と呼ぶ方が多いかもしれませんね。

先日、ご近所さんからたくさん頂いたので、早速佃煮にしてみました。

アク抜きや皮剥きに多少手間はかかりますが、取り掛かってしまえばあっという間...

シャキシャキとした食感と少し癖のあるほろ苦い味は、どこか懐かしくてほっとする味です。

子供の頃、祖父母の山へ山菜採りに行ったことを思い出しました。

当時、山菜採りは春の一大イベントと言ってもいいぐらい家族恒例の行事。

祖母が準備してくれるお昼ごはんやおやつのぼた餅が楽しみで...

私にとっては山菜採りより、そっちをメインに楽しんでたかもしれません(笑)

つわは生のまま皮剥きをすると、指先が真っ黒になってしまいますが、(この時期、田舎のおばちゃん達はみんな手を黒く染めてたなぁ(;^ω^)

先に湯がいてから皮を剥くと、アクで指先が黒くなる心配がありません。

下処理したつわは炊き込みご飯や、炒め物にしても美味しいです。

今しか味わえない春の味をぜひ味わってみてください!!^^

◎つわと椎茸の佃煮

【材料】作りやすい分量

つわ...10本程度
干し椎茸...5枚
椎茸の戻し汁...300㏄
きび砂糖...大2~3
みりん...大2
濃口醤油...大3

【作り方】

1、干し椎茸は400㏄(分量外)の水で戻しておく。
鍋にたっぷり湯を沸かす。
つわは洗ってまな板の上に並べ、塩少々(分量外)を振り、板刷りする。
2、[1]の塩のついたままのつわを、太い方から熱湯の中に入れて茹でる。
3、つわの太い方を指でつまんで、柔らかくなったら冷水にとって冷ます。
4、つわが完全に冷めたら、皮を両端から剥く。
一方から手がかりを作って、一気に剥くと剥きやすい。途中で切れてしまったら 、反対方向から同じように剥く。
5、つわは4~5㎝長さに切る。
椎茸は、石づきを取り、薄切りにする。
6、鍋に、[5]と椎茸の戻し汁(足りなければ水を足す)を入れ強火にかける。
煮立ったらアクを取り、きび砂糖、みりんを加えて中火弱で1~2分煮る。
更に醤油を加えて煮汁が1/3量になるまで煮る。
自然に冷めるまで置き味を含ませる。